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楽天のふるさと納税を2020年から続けている。7年で41回、合計608,500円。注文履歴を全部書き出したので、その実データで書く。
この手の記事は「おすすめ返礼品ランキング」になりがちだが、それはやらない。私が書けるのはリピート回数だけだからだ。一度しか頼まなかったものと、6年続けて頼んでいるものがある。
そして41回分を並べて自分でも整理がついたのだが、リピートには性質の違う2種類がある。これを混ぜて語るからランキング記事は当てにならないのだと思う。
7年で41回、内訳
| 年 | 件数 | 金額 |
|---|---|---|
| 2020年 | 4件 | 64,000円 |
| 2021年 | 6件 | 64,000円 |
| 2022年 | 5件 | 70,000円 |
| 2023年 | 8件 | 108,500円 |
| 2024年 | 9件 | 131,000円 |
| 2025年 | 8件 | 136,000円 |
| 2026年 | 1件 | 25,000円 |
件数も金額も年々増えている。最初の年は探り探りで4件、今は年8〜9件。枠を使い切るのに慣れるまで3年かかった。
リピート その1:銘柄そのものが目的
宮崎県都城市の黒霧島(9回)
6年で9回。2020年に始めて、2024年以降は年に2〜3回頼んでいる。41回中の最多クラスだ。
理由ははっきりしている。私はもともと黒霧島をずっと飲んでいる。返礼品として気に入ったのではなく、順序が逆で、どうせ買うものだから納税枠で頼んでいるだけだ。日常の支出を寄付に置き換えている感覚に近い。
だからこれは「おすすめの返礼品」ではない。もともと飲んでいる人にとってだけ最適という種類のもので、私の場合それがたまたま黒霧島だった。
こだわりが一つある。理想は20度のほうだ。ところが最近は在庫が少なく、なかなか見つからない。25度しかないときは25度で頼んでいるが、選べるなら20度を選ぶ。
内容量も変わった。2020〜2023年は「20度・1.8L×8本」で30,000〜40,000円だったのが、2024年からは「25度・1.8L×5本」で25,000円になっている。度数は上がったが本数は減った。毎年同じものを頼んでいるとこの変化に気づく。
リピート その2:銘柄はどうでもいい
ここからが本題かもしれない。件数だけならこちらのほうが多いのに、中身への思い入れはまったくないという枠がある。
茨城県守谷市のビール(10回)
件数の最多は実はこちらで10回。2021年にクリアアサヒで始め、2022年末にザ・リッチへ切り替え、以降ほぼ毎年2〜3回頼んでいる。
ただ正直に書くと、私はビールの銘柄にこだわりがない。飲み比べても違いがよく分からない。だからその時の気分で選んでいるし、群馬県千代田町の金麦を頼んだ年もある。
ではなぜ守谷市が10回になったのか。納税先をまとめられるならまとめたいからだ。同じ自治体で複数回頼めば管理する対象が減る。銘柄で選んだのではなく、まとめやすさで残っただけである。
この違いは大きいと思う。黒霧島の9回は「それが欲しいから」で、ビールの10回は「そこにまとめたいから」だ。同じリピートでも意味がまったく違う。
生活必需品として定着したもの
| 返礼品 | 自治体 | 回数 | 期間 |
|---|---|---|---|
| 強炭酸水 500ml×48本 | 熊本県嘉島町 | 4回 | 2021〜2022年 |
| 無洗米 12kg | 熊本県御船町 | 3回 | 2021〜2023年 |
| パックライス 160g×30 | 熊本県高森町 | 2回 | 2024〜2025年 |
| 十八雑穀ごはん | 茨城県境町 | 2回 | 2023年 |
| 伊藤園 熟トマト 730g×15本 | 宮崎県川南町 | 2回 | 2023・2025年 |
これも銘柄への思い入れというより「必ず消費するから」という理由で続いている枠だ。
自分で見て面白かったのは米で、2024年を境に「無洗米12kg」から「パックライス30食」に移っている。炊く米からパックご飯に切り替わったということで、ふるさと納税の選択が生活の変化をそのまま記録していた。
一度きりで終わったもの
7年で一度しか頼まなかったものも挙げておく。
| 返礼品 | 自治体 | 年 | 寄付額 |
|---|---|---|---|
| こだわりレモンサワー 檸檬堂 2種 | 埼玉県吉見町 | 2020年 | 各12,000円 |
| ジョージア 香るブラック 48本 | 佐賀県鳥栖市 | 2021年 | 17,000円 |
| キッコーマン豆乳 200ml×54本 | 岐阜県瑞穂市 | 2022年 | 11,000円 |
| さがびより 12kg | 佐賀県上峰町 | 2020年 | 10,000円 |
| 若鶏もも 切身 | 宮崎県美郷町 | 2024年 | 10,000円 |
誤解のないように書いておくと、これらに不満があったわけではない。豆乳54本は量が多すぎることもなく、普通に良かった。缶コーヒー48本も同様だ。
続かなかった理由は単純で、そもそも銘柄にこだわりがない枠だからである。その年の気分で選んで、翌年は別のものを選んだ。それだけの話だ。
だから「一度きり=失敗」ではない。ランキング記事はここを取り違えていることが多いと思う。
7年やって分かった実務的なこと
1. 自分の定番があるなら、それを納税枠に置き換えるのが一番強い。黒霧島がそうだった。普段から買っているものなら失敗しようがなく、しかも確実に消費される。「何が人気か」より「自分が何を毎月買っているか」を先に見たほうがいい。
2. こだわりのないジャンルは、自治体でまとめる。ビールがそうだった。銘柄で悩む価値がないなら、まとめやすさで決めてしまうと管理が楽になる。
3. 時期は分散する。年8〜9件を6月・8月・11月・12月あたりに分けている。12月にまとめて申し込むと同じ時期に箱が集中して置き場所に困る。酒と米と水は重い。
4. 内容量は年々変わる。黒霧島が8本から5本になったように、同じ寄付額で同じ量が来るとは限らない。去年の記事の情報は当てにならない。
5. 消えものだけにする。7年分を振り返ると家電や雑貨は一つも頼んでいなかった。無意識にそうしていたらしい。
結論
返礼品選びであてになるのは、ランキングでもレビュー点数でもなく「同じ人が何回頼んだか」だと思っている。ただしその回数には2種類ある。
欲しいから繰り返しているのか、まとめたいから残っているのか。前者は「もともとそれを消費している人」にしか意味がなく、後者は銘柄が入れ替わっても構わない。私の41回も、この2つが混ざっている。
参考までに、41回のうち19回が黒霧島と守谷市のビールだった。ほぼ半分である。残り22回は試行錯誤で、そこから米と炭酸水とトマトジュースが定着した。
楽天での購入履歴230件、Amazonとあわせた925件はデータページに置いてある。ふるさと納税の41件も年別に見られる。